伝わるデザイン

トップページ 伝えるとは 読みやすく 見やすく 見栄えよく 実践
伝えるとは

 

 

重要! 塗りと線の両方に色を付けない!!

スライドを作るとき、オブジェクト機能を使って、テキストを囲う枠を作ったり矢印や円を描いたりすることがよくあります。このとき、一つのオブジェクトに「塗り」と「枠」のどちらにも色を付けると煩雑な印象を与えてしまいます。色を付けるのは「塗り」だけ、あるいは「枠」だけにするのが賢明です。なお、PowerPoint(特に古いバージョン)では、デフォルトで「塗り」と「枠」のどちらにも色がついた状態で、オブジェクトが現れるので注意しましょう。

a

 

上の例は、「枠の色」をなくした場合です。これで、不要な要素がなくなって、かなりすっきりしたはずです。下の例は、「塗りの色」をなくした場合です。雰囲気こそ上の例とは違いますが、煩雑さはなくなって、カッコ悪さがなくなります。

わく

 

 

異なる種類の図形の併用をなるべく避ける

もう一つ、オブジェクト機能の話です。丸、四角、角の丸い四角を使って、枠を描いたりすることがあります。このとき、一つのスライド、あるいは一つのポスターの中で、異なる種類のオブジェクトを使わないでください。丸、四角、角の丸い四角では、受ける印象がまるで違います。これらを併用すると、全体の統一感が損なわれます。

a

 

 

楕円はなるべく使わない

同じ種類のオブジェクト(図形)を使う場合であっても、基本的には、楕円形は避けるべきです。歪んだ円はあまり美しい形ではないですし、楕円は縦幅や横幅によって、違う形に見えます。そのため、楕円を多用すると、統一感のないスライドになってしまいます。円や四角、角丸四角を使うことをお勧めします。

a

 

楕円の悪い使われ方の例をもう一つ。

重要な箇所を強調するとき、「楕円」を使う人がよくいます。絶対にダメだというわけではありませんが、楕円はあまり美しくないですし、対象の物をちゃんと囲うことが意外と難しいです。「表」のように直線的なイメージの強いオブジェクトには、なおさら楕円は合いません。下の例のように、四角形で囲んだほうがスマートで、見やすくなります。

楕円

 

 

角丸四角の「角」に注意(アールを統一)

四角や円では問題になりませんが、下のような角が丸い四角では、少しややこしい問題が生じます。それは、角の丸み(アール)にバリエーションがあるからです。アールの程度は、どんなソフトでも変更可能ですので、複数の角丸四角を使う場合には、アールを統一しましょう。そうすれば美しくなります。下の例を見れば明らかです。

a

 

ただし、角丸四角の中に別の角丸四角を入れる場合、2つのアールが同じだと下図のように違和感があります。これは、枠と枠の間の余白が不均一になって見えるためです。こんなときだけは、内側の角丸四角のアールを小さくして、違和感をなくしましょう。

a

 

 

角丸四角は下手に歪めない

角丸四角は、描いた後に縦横比を変更すると、角の形が変形してしまうことがあります。これはスライドをダサくする原因です。PowerPointやIllustratorで作業していると、このミスを犯しやすいです(Illustratorでの解決法は最後に)。

a        

角の丸い「吹き出し」の場合も同様です。角が変形していないかの確認は忘れないでください。

a

 

もう少し具体的な例を上げておきます。左のように角が歪んでいると、美しくありません。PowerPointの場合は、「頂点を編集する」という方法もありますが、それよりは、もう一度四角を描き直すほうが賢明です。

g

 

Ilustratorでの解決方法:Illustratorの場合は、はじめから角丸四角を描くのではなく、ふつうの四角を描いた後に、<効果>→<スタイライズ>→<角を丸くする>にして、角丸四角を作れば、その後いくら変形させても、アールは歪みません。こうして作れば、後からでもアールの大きさを修正することが可能です。PowerPointの場合は、角丸四角の角にある黄色のダイヤで簡単に調整できます。

 

 

PowerPointの吹き出しオブジェクトには要注意

吹き出しは、2つの点に注意して下さい。一つ目は上で説明した通り、角の変形に気をつけること、もう一つは吹き出しの突出部分の形が変形していないかということです。下図の通り、PowerPointでは、どういうわけか吹き出しオブジェクトを横に伸ばすと、突出部分まで不気味に変形します。これでは、吹き出しなのか何なのか全くわかりません。これを改善するには、①PowerPoint上で「頂点の編集」をするか、②吹き出しオブジェクトを使わずに、三角と四角を組み合わせて自前で吹き出しを作るかのどちらかです。いずれにせよ、突出部の変形した吹き出しを使うのはやめましょう。なお、Keynoteではこのような心配はありません。

ふき

 

また、PowerPointなどに入っているいろいろなオブジェクトも、あまり歪めてはいけません。下の例のように、ギザギザの爆発オブジェクト(?)や雲のオブジェクトは、多少歪めてもさほど気になりませんが、大きく歪めると何がなんだかわからなくなり、美しくありません。なるべく元のままの形で使いましょう。

g

 

 

矢印も下手に変形させるとカッコ悪い

矢印も同じです。矢印の長さを変えても、意味もなく「矢じり」の形や「柄」の太さを変えないようにしましょう。矢じりが太くなったり、変に長くなったりすると統一感がなくなります。また、長さに対して矢じりが大きすぎるのもカッコ良くありません。矢印は、三角と線を組み合わせるなどして、自分で作った方が美しいです。

g

 

 

矢印をムダに目立たせない

矢印は多くの場合、主役ではありません。流れを示すために用いるものであって、あくまでも主役は文字だったり、図だったりします。したがって、矢印が目立ちすぎると、主役が目立ちにくくなり、全体の流れが把握しづらくなります。ムダに大きな矢印や、ムダに濃い色の矢印、ムダに装飾のある矢印はできるだけ避け、シンプルな矢印を使うように心がけましょう。もちろん、矢印にとても重要な意味があるときには矢印が目立つようにしてください。

線の細い矢印を使ったり、別のオブジェクトと同じ色の矢印を使ったり、薄い灰色の矢印を使ったりすると、落ち着いた印象になり、見栄えよくなります。

t

 

 

既存のオブジェクトは使わない

某ソフトに入っている既存のオブジェクトは、使うのを避けましょう。どれも、いまいちバランスが良くありませんし、なんだか不自然な感じです。なにより、こんな派手な図形は、研究発表の場面では必要ありません。使用するのは、四角や角丸四角、丸、三角などの単純な図形だけにし、顔や矢印は自分で描くようにするとよいです。

a

 

 

inserted by FC2 system